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バイラルカバーのセンセーションからマルチな才能を持つアーティストへ:オーストラリア発、ソウルフルな新星マシュー・イーフィールド

2026.04.25

music

InstagramやTikTokを何気なくスクロールしていて、まるで50年代のクルーナーが現代に蘇ったかのような、やさしく心に沁みる歌声に思わず手を止めたことはありませんか?そんな話題のカバー曲「I Think They Call This Love」で一躍注目を集め、レトロブームを巻き起こし、数千万回再生を記録したその声の主こそ、オーストラリア発の新星、Matthew Ifieldです。

究極のコントラスト:ピュアな“オールドソウル”

2019年にSNSへ投稿を始めて以来、Matthewの歌声は多くの人のアルゴリズムに定着してきました。驚くべきは、そのソウルフルで癒しに満ちた、どこか懐かしい響きが、シドニー出身・身長190cm・21歳のシャイで少年のような魅力を持つ青年から生まれているということ。このギャップと自然なカリスマ性が相まって、彼は世界的な注目を集め、Instagramでは77万人以上、TikTokでは180万人以上のフォロワーを獲得しています。世代を超えて響くその歌声は、ロマンを求める若い世代の心を掴むだけでなく、クラシックなバラードへの郷愁を呼び覚まし、年上のリスナーの心にも深く届いています。

“カバーアーティスト”の枠を超えて:誠実な双方向の対話

彼を単なる「レトロ系カバーインフルエンサー」と捉えるのは、その音楽的本質を見誤ることになります。Matthewはすでにクラシックを歌う存在を超え、独自の表現を追求するアーティストへと成長しています。2024年からはオリジナル楽曲制作に本格的に取り組み、初期ヒップホップやインディー、現代ポップまで幅広いジャンルから影響を受けながら、進化し続けるサウンドを生み出しています。彼自身も「その時に聴いている音楽が創作に影響する」と語っており、その自由な感性が作品に色濃く反映されています。

彼のインタビューや音楽に共通しているのは、何よりも“誠実さ”。オリジナル作品を発表する中で、彼は一方的な「発信」ではなく「対話」を大切にしています。リスナーがどんな人生を歩んできたのか、どのように彼の音楽と出会ったのか、普段どんな音楽を聴いているのか、あるいは自らも創作しているのか——そうした声に耳を傾けることを心から楽しんでいます。彼にとって観客とのつながりは癒しであると同時に、自身と音楽シーンがともに前進するための原動力なのです。

大きな転換点:Billboard Live Taipei での初オリジナルアルバム披露

オンラインでの成功とライブ経験を積み重ね、2023年にはホリデーアルバムをリリース、さらにアメリカのシンガーソングライターAlec Benjaminのオーストラリアツアーでオープニングアクトを務めるなど着実にキャリアを築いてきたMatthew。2025年には待望のフルアルバム『My Favourite Place To Be』を発表しました。「Ready For Love」や「When I Loved You」といった楽曲では、ポップ、ソウル、ライトジャズを繊細に融合させ、誠実でストレートなソングライターとしての実力を存分に発揮しています。これは彼が“バイラルカバーの存在”から“本格的なアーティスト”へと飛躍した象徴的な一歩と言えるでしょう。

そして世界的な人気がさらに高まる中、ついに6月13日、台湾での初公演が実現します。Matthewが大切にする「直接的な対話と深いつながり」という想いに呼応するように、会場は上質で親密な空間を誇るBillboard Live TAIPEI。大規模アリーナでは味わえない“ゼロ距離”の体験と極上の音響が、彼の魅力と温かさをより鮮明に届けてくれるはずです。

あなた自身のストーリーと想いを胸に——Matthew Ifieldの誠実な歌声とともに、心ほどけるロマンチックな週末の夜を迎えてみてはいかがでしょうか。


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