

1.WONKは2013年の結成から、気づけばすでに13年目を迎え、日本のソウルミュージックの発展を再定義する存在とも言われていますが、この13年間は皆さんにとってどのような音楽の旅だったのか、簡単にお聞かせいただけますか?
長塚健斗(Vocal):僕にとっては、「声の可能性を探し続ける旅」だった気がします。WONKの音楽はソウルやジャズ、ヒップホップなど色々な要素を持っていますが、その中で自分の声がどんな風に響くのか、どういう言葉が一番自然に音楽の中に存在できるのかを、ずっと探してきました。歌というのはとても身体的な表現なので、その時の自分の生き方や感情がそのまま音に出てしまうものだと思っています。この13年間は、バンドとして成長する旅でもありながら、自分自身の声と向き合い続ける時間でもありました。その探求自体がWONKの音楽を作ってきたのだと思います。
江﨑文武(Key):2013年に結成してからの13年間は、僕たちにとって「ジャンルを横断しながら、自分たちの言葉を探す旅」だったと思います。
ジャズ、ソウル、ヒップホップ、エレクトロニックなど、いろいろな音楽の影響を受けながら、その都度自分たちなりの形に更新してきました。
日本の音楽シーンの中で、ソウルミュージックを単なるスタイルではなく、現代的な感覚や社会と接続する表現として提示できたらいいなと思っていましたし、その過程こそがこの13年間の旅だった気がします。
井上幹(Bass):WONKは2013年の結成から、気づけばすでに13年目を迎え、日本のソウルミュージックの発展を再定義する存在とも言われていますが、この13年間は皆さんにとってどのような音楽の旅だったのか、簡単にお聞かせいただけますか?
最初はJazzやHip Hop、Soul、R&Bが好きなメンバーが集まって「かっこいい音楽をやろうぜ」ぐらいのノリではありましたが、活動を重ねていくうちにそこに止まらないありとあらゆる音楽の面白さに気づいていき、現時点では「自分たちの音楽ってなんだっけ」と自問自答するフェーズに入りました。音楽というのは作り手や演奏家の数だけジャンルがある広く深いものだなと思うようになり、その膨大な情報量に圧倒されつつもだからこそ面白いのだという気持ちに至るまでの13年間でした。
荒田洸(Drums):良い感じの旅でした。
2.これまで大港開唱やLegacy Taipeiでの千人規模の公演を行ってきましたが、今回の会場であるBillboard Live TAIPEIはより近い距離感の会場です。Billboard Live TAIPEIの観客にどのような雰囲気のライブを届けたいと考えていますか?
長塚健斗(Vocal):Billboard Liveのような会場では、その日の空気やお客さんとのやり取りによって、音楽がどんどん形を変えていくのが面白いところだと思っています。WONKのライブは、曲をただ再現するというより、その場でアレンジが変わったり、思いがけない展開が生まれたりすることが多いので、そういう瞬間をお客さんと一緒に楽しめる夜になったら嬉しいですね。
江﨑文武(Key):Billboard Live TAIPEIのように距離が近い会場では、音楽の細かいニュアンスや空気感まで共有できるのが魅力だと思っています。
WONKのライブはグルーヴのエネルギーもありますが、同時に繊細な瞬間も多いので、観客の皆さんと同じ空間の呼吸を感じながら、より親密な音楽体験を作れたら嬉しいです。
クラブとコンサートホールの間のような、少し特別な夜にしたいと思っています。
荒田洸(Drums):会場ならではの生音とその場限りの即興性をより近くで感じることのできるライブを届けたいです。
井上幹(Bass):大港開唱やLegacy TaipeiではWONKの楽曲を台湾の皆さんに紹介するような気持ちで臨んでいましたが、Billboradではまたちょっと趣向を変えて、WONKのライブならではの面白さを伝えられたらと思っています。
3.今後機会があれば、どの台湾のアーティストとコラボしてみたいですか?
長塚健斗(Vocal):台湾のアーティストでは過去コラボさせて頂いた9m88やelephant gymといった本当に素晴らしいアーティストが多いです。個人的には非常にØZI の作品はとても好きで、いつかコラボしてみたいなと思っています。
江﨑文武(Key):台湾には素晴らしいアーティストがたくさんいるので、もし機会があればぜひコラボしてみたいです。
以前共作した9m88の楽曲に参加する形でもご一緒したいですし、落日飛車(Sunset Rollercoaster)とは、いつか一緒に何か作れたら面白そうだなと思っています。
台湾の音楽シーンはジャンルの垣根が低くて自由な印象があるので、その空気の中で新しい音楽が生まれたら嬉しいですね。
荒田洸(Drums):Andrさんが気になってます
井上幹(Bass):ØZIさんかっこいいです。。
4.皆さんの印象の中で、台湾はどのような場所ですか?今回来るにあたって、特に行ってみたい場所はありますか?また、食べてみたいものはありますか?
長塚健斗(Vocal):台湾でライブをするたびに、観客の皆さんが僕たちの一挙手一投足や、ライブ中のインプロヴィゼーション、その場で生まれる予定調和ではない瞬間まで、すべてをライブらしさとして受け取ってくれている感覚があります。WONKは音源とライブがかなり違うバンドなので、そういう音楽の在り方に対して深く応えてくれる台湾は、とても刺激的でやりがいのある場所だと感じています。
街の雰囲気も、都会なのにどこか穏やかで、人の距離が近い感じがします。食に関しては、最新のガストロノミーやお茶屋さんに行ってみたいです。
江﨑文武(Key):台湾は、音楽やカルチャーに対する感度がとても高くて、同時に人がすごく温かい場所という印象があります。
これまでライブで訪れるたびに、観客の皆さんが本当に真剣に音楽を聴いてくれているのを感じて、とても印象に残っています。
今回も少し時間があれば、街を散歩したり、美術館巡りをしたいですね。前回の台湾では1人でいくつもの美術館を巡りましたが、アートのシーンも活発なのだなと感動しました。
荒田洸(Drums):台北101に井上幹さん(Bass)と登ってみたいです(井上幹は高所恐怖症)。
井上幹(Bass):前回前々回とたくさん美味しいものを食べました。どの料理も本当に美味しく食文化が最高のイメージです。穏やかで音楽を含めた文化に理解がある人たちに溢れていたので、今回も皆さんにお会いできることがとても楽しみです。台湾に住んでいる人しか知らないご当地グルメをぜひ教えて欲しいです。
